アイリストと1時間当たりの装着本数

前回のコラム「アイリストと1日の施術人数」のコラムに引き続き、今回はアイリストさんの「1時間当たりの装着本数」についてのコラムとなります。

前回同様のご説明となりますが、アイリスト求人をお探しの際には、様々なポイントを見てサロンを選ぶのが通例です。

アイリストさんそれぞれによって異なってはきますが、給与面重視、待遇重視、閉店時間の重視、休日の重視…と、様々なポイントで働きやすさを判断しています。

働きやすさを焦点にサロンをお探しの際に、あまり注目はされていないながらも重要な施術にあたっての、「１日の施術人数・１時間当たりの装着本数・１人予約枠の時間について」
今回は、1時間当たりの施術本数について解説します。

☆★1時間当たりの施術本数のスタンダードは？

アイリスト求人をお探しの際に、1時間当たりの施術本数については実は非常に大きい部分です。
働きやすさという面では、実は非常に大きな要因となる事もあります。

結論から先に説明すると、一般的な平均装着本数は1時間120本前後となります。
お客様一人に設ける予約時間枠にも関連する部分となりますが、1時間に120本を付けることができれば、ほぼ問題はありません。（もちろんノルマがそれ以上のサロンは多々あります。）

オフの有無・新規とリピーターの違いによるカウンセリング時間の違いといった面もありますが、技術として1時間にどのくらい付けることができるのかというのは、特に経験者の場合は、採用時の技術レベルの水準チェックにも参考にされます。

平均120本ではありますが、1時間に100本以下のサロンさんもあります。
この場合は、やや単価を上げて行かないと個人売上は基本的には下がってしまいます。

傾向としては、高単価サロンは1時間100本以下のケースも多いです。

1時間のMAX装着本数は、160本くらいが基本的には限界となります。
もちろんそれ以上装着できるサロンやアイリストさんもいらっしゃいますが、本数が上がれば上がるほど、体力的にはもちろん大変になります。

1時間140本・160本を装着するサロンは、一般的に給与が高いケースも多いです。
また、1時間160本のサロンで働き、1時間120本のサロンに転職した場合、技術の矯正が必要になることも多くあります。

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☆★装着本数の欠点と利点

1時間に120本か160本かは大きな違いとなります。
身体的な負担もかかりますし、より早く装着する必要がある為、やはりミスも引き起こしやすく、更には“もち”もよくて、綺麗な仕上がりの実現には1時間当たりの装着本数が多いほど困難ではあります。

一流アイリストさんは、独自のノウハウにて器用に早く丁寧に装着されますが、未経験ではじめたばかりの方や、やや不器用な方には、装着本数というのは大きな課題となります。

自信のない方、装着本数が多い事に不安を感じられる方は、出来るだけそのようなサロンは避けた方が良いかもしれません。

1時間当たりのマツエク装着本数が多いという事は、欠点ばかりではありません。
その分単価が高かったり、回転を重視しやすい事もあり、施術人数も多くなり相対的に個人売上は高くなる傾向にあります。

出来るだけ稼ぎたい、装着スピードと丁寧さ仕上がりを兼ね備えた一流アイリストになりたい、という方は逆に装着本数の多いサロンがおすすめにはなります。

☆★ボリュームラッシュ

上記で述べているマツエクの1時間当たりの装着本数は、いわゆるシングルエクステの場合です。

流行のボリュームラッシュは、束で付けるためシングルとは全く異なってきます。
1時間で最大でも500本、平均すると1時間で300本は付られると十分だと思われます。

1人の施術に1.5時間〜2時間かかってしまうサロン様もあります。
但し、さすがに長すぎるという事で現在はボリュームラッシュ施術の時間短縮も必要になってきています。

ボリュームラッシュは、アイリストであれば誰でも簡単に施術できるという技術ではありませんので、技術習得しても限られたアイリストさんしか扱えないことも多いです。

ボリュームラッシュ技術を習得する事でサービスに広がりが出て、お客様満足度も高まりますし、個人売上UPにもつながります。
ボリュームラッシュ技術を習得できるサロンは、アイリスト求人においても人気が高い傾向があります。

是非参考にしてみてください。

☆★まとめ

多くのアイリストさんは、出来るだけ高給与・高待遇を望まれていますが、重視するポイントはそれだけではありません。
前回コラムの1日の施術人数や、今回コラムの1時間当たりの施術本数はサロン選びにおいて大きな要因の一つになります。
⇒ アイリストと1日の施術人数♪

どちらが良いのかというルールはありませんので、ご自身にあったスタイルのサロンを選んで頂くのがおすすめです。