実際にアイリストとは、どのようなお仕事をするのでしょうか?
美容師からの転職が大変多いアイリストさんですが、具体的な仕事内容はあまり知られていないかもしれません。
以下にて説明してまいります。
アイリストさんは、美容師さんと比べると日々の仕事内容はシンプルで、基本的に施術がほとんどとなります。
「アシスタントや分業」といった概念がアイリストさんでは、99%ありませんので、研修を終えてデビューしたアイリストさんは、個々で責任をもってお客様にマンツーマンで向け合って施術を行います。
美容師さんと異なるのは、最初から最後までマンツーマンで接客する点です。
シャンプーやカラーリングなどがないためです。
アイリストのお仕事という概念では、ほとんどが施術です。
あとは一般的な「お掃除・予約管理・電話応対」といった部分で、最近はマツエク施術以外の美容施術を必要とするサロンも少ないため、ほとんどが施術となります。
SNSの運用は更新を求められるサロンさんもありますが、強制的では無いケースがほとんどです。
基本的には施術がメインとなります。
また、ビラ配りをするサロンも99%ありません。
未経験の研修においては、モデル(モニター)施術が必要となりますが、街で知らない方に声をかけて探す事もありえません。
モデル探しにおいては、多くのケースで
・サロンが用意してくれる
・SNSを使って探す
・アプリを使って探す
となりますが、数人〜10人くらいまでは、身内を呼ばないといけないこともあります。
特に最初の3人くらいは、近しい身内の方への施術となりますので、その場合はご自身でモニターを探す事もあります。
物販についても、アイリストの仕事の場合はエステなどと比べてると重視されていませんので、ノルマをもって物販を販売しなくてはいけないといった事もほとんどありません。
積極的に売らされることも少ないです。
ネイリストのように、施術中にお客様と会話する事もほとんどない事が多く、コミュニケーションが得意でない方でも対応できる職種です。(カウンセリングにてのコミュニケーション能力は必要です。)
ではアイリストの仕事は、ただ単純にまつげエクステを付けるのか?というとそういう訳ではありません。
日本でのマツエク技術の広まりから月日を経て、現在のまつげエクステはデザインが重視され、つけるだけのマツエクから、それぞれのお客さまに合ったまつげエクステの装着が常識となっています。
デザインにはカウンセリングが最も大きな要素を占めています。
美容師さんと同じです。
初めて来店されたお客様に対して、何も聞かずにカットする美容師さんはいません。
アイリストさんも同様で、数百種類の仕上がりイメージのあるまつげエクステを装着するに当たって、来店されたお客様一人一人の要望やなりたいイメージをしっかりと聞きだし、そして要望を引出し、アイリストさん自身の持つ知識・経験と照らし合わせて、希望通りのイメージへと仕上げていく必要があります。
アイリストさんの腕の差はこのカウンセリングに大きく出るといわれています。
・お客様の要望をしっかり聞く事ができるか?
・要望を形にすることができるか?
などコミュニケーション能力や、提案力といったカウンセリング力がアイリストの仕事においては強く求められます。
カウンセリング力は経験と勉強でしっかりと身に付けることができます。
日々前向きにカウンセリングに取り組み、経験を積むことでお客様の要望を形にすることに長けるアイリストへと成長できるでしょう。
現在は一人一人のお客様にあったデザイン・本数・素材を提案する事が大事になっていますが、スピードや回転を重視しているサロンもあります。
その場合は、時間内にどれくらいの本数を装着する事が出来るかが、仕事として重要となります。
・カウンセリングを重視しているのか
・スピードを重視しているのか
・仕上がりや持ちを重視しているのか
サロンによっても重視しているポイントは異なります。
上述の通り、アイリストさんは美容師に比べて、仕事の内容における「施術の割合」が非常に高く、ほとんど施術しているという事も珍しくありません。
もちろんそれだけのお仕事ではありませんので、一般的な美容業界のその他職種と同様に、電話応対、受付業務などもお仕事の内容としてしっかりと求められています。
その他にも衛生面には一段と気配りの必要なマツエクサロンでは、日々の掃除や衛生面の保持の為、店内の清掃業務なども毎日の日課として定められているケースが多くあります。
サロンによっては、顧客管理やキャンペーンの検討、広告の思案、その他企画業務など運営や経営の中心核としてデスクワークも経験することができます。
経験や実績を積むことで、講師としてまつげエクステの技術を一般に教える方もいらっしゃいますし
経験が長くなれば、サロンに就業した未経験の方の教育や技術講習も必要とされます。
まとめると、、
アイリストのお仕事はやはりほとんどが施術に当たりますが、施術の内容はただ単につけるだけではないという事がわかります。
カウンセリングも含みますが、アフターケアといった施術後のアドバイスも大事です。
日々の取り扱い方法や長持ちの秘訣など、お客様にとって有意義な情報の提供が再度の来店へと結びつく事も多いでしょう。
アイリストは技術者です。
機械ではなく手作業が中心の為、技術がないとお仕事はできません。
また、一方でコミュニケーション能力もまた必要となります。
細かい作業への忍耐力と継続力、さらには聞き取るというコミュニケーション能力と提案力や営業力、といった社会で求められる多くの要素を習得し、実践的に活用することができる業種であるかもしれません。
実際にアイリストさんは美容業界にても独立志向が高く、独立開業へと至る割合が非常に多いと言われています。
理由は、自己実現力の達成について長けている人材が多いからかもしれません。
奥深いアイリストの仕事内容ですが、やりがいの大きいお仕事だと思います。
何よりも初めてのマツエクのお客様は仕上がった目元を鏡で見て感動する方が多いと言われています。
自分自身の施術とカウンセリングで人に感動を与えられるお仕事!
アイリストさんに興味のある方はぜひチャレンジしてみてください。
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