近年のまつげエクステは、デザインがクローズアップされています。
日本においてのマツエク誕生からの進化を考えると、まずは付けるだけのまつげエクステ〜スタートし、素材やグルーの進化、更には施術を受ける際のベットの進化が挙げられます。
どれも需要に合わせて変化が生じ、マツエク愛好者が増え続けていく中で、各サロンの差別化や競争を勝ち抜くために、日々サロンやアイリストが新しい取り組みや素材、そして施術について改善を続けている背景が、今日までのマツエクの進化のベースにあります。
クローズアップされているデザインとは、付けた後のマツエクのデザインです。
マツエクのメニューには素材や本数、更には太さといった組み合わせがあります。
仕上がり具合は正に人それぞれで、本数やデザインなどは異なったものとなっています。
サロン側が力を入れているのは、その人に合ったデザインを創り上げることです。
誰にでも同じような仕上がりでは、やはり目元の美しさは実現できません。
マツエクは、美容業界ではネイル寄りのイメージを持たれる方が多いのですが、ヘアーカットやメイクアップに近い業界です。
ネイルも人それぞれではありますが、マツエクはネイル以上に個性があり、誰にでも同じ仕上がりを提供しているのではありません。
現代のマツエクのデザインで求められているのは、付ける側のお客様に合った仕上がりイメージの事を言います。
デザインを導き出すのは、施術前のカウンセリングのみといっても過言ではありません。
カウンセリングの際にどの程度しっかりと引き出せるか、この一点が大きい要因となります。
アイリストさんの技術力の差はカウンセリング力も含みます。
コミュニケーション能力が求められるカウンセリング力ですが、経験やセンスといったものも大きくかかわってきます。
具体的には、なりたいイメージ・・・(かわいい系、セクシー系、キュート系、ナチュラル系)や、使われるシチュエーション・・・(結婚式、普段使い)などが基本的な部分です。
さらに一歩踏み込むことのできるサロンやアイリストさんでは、職業や日常生活についてもカウンセリングすることがあります。
この部分は非常に大切な部分になります。
もちろんプライバシーとも密接に関わってきますので、全てをカウンセリングすることはできません。
ただ、会社員なのか、主婦なのか、学生なのか、これだけでもデザインが変わることもあります。
派手目なデザインが受け入れられない業界、ゴージャスなデザインでは浮いてしまう可能性のある主婦の方など、状況によっては仕上がりイメージと日々の暮らしが乖離することとなり、その人のライフワークに合ったデザインとはならない事ととなってしまうのです。
このように、マツエクのデザインは非常に深い部分があり、アイリストさんの技術力や日々の努力と密接に関わってきます。
場合によっては、現在の流行といった部分で、ファッションや化粧品などのトレンドも把握し、実際の施術へと活かすアイリストさんもいらっしゃいます。
カウンセリングはコミュニケーション能力に合わせ、提案力も必要となります。
多くのまつげエクステユーザー様は、ふわっとした仕上がりイメージを連想し伝えることが多く、それを具現化し、更にプラスアルファの提案をすることが施術では求められます。
結婚式であればゴージャスに加えてカラーエクステやラメエクステもセットで提案したり、ナチュラル系を求めるユーザー様には、ただ単に本数を少なくするのではなく、細くて短いエレガントな素材を勧めることで、単に少ない自然体ではなく、ある程度の本数でも自然体を維持しながら魅力的なデザインを演出することができることもあります。
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総じていうと、マツエクは「仕上がりイメージが全て」です。
施術後にお客様が鏡で目元を見た際にどれだけ喜んでいただけ、どれだけ満足をして頂けるか、この点に全てを注ぎ施術を行っています。
アイリストさんの喜びは、鏡を見たお客様の笑顔だと言われています。
特にマツエク初心者の方の装着後の喜びは、何物にも代えがたいやりがいだといわれています。
もちろん、装着後のモチやアフターケアとしての日々の取り扱い方法も十分大事な要素となりますが、仕上がりイメージには大きなウェイトが占められているのも事実であります。