まつげエクステサロンを独立開業するには?

アイリストとしてお仕事をされていく場合、サロンにて就業するか開業するかの2種類の選択肢があります。

最近は傾向として独立希望の方は少なくなってきていると言われますが、それでもやはり多くの方が独立を希望されています。

独立開業が少なくなってきている背景には、やはり各サロンの待遇や給与の向上が挙げられます。ここ2〜3年で、マツエクサロンの待遇は都市部を中心に向上してきているのが現状です。

一方で独立希望の方の想いには、自分の思い通りのサロンを開業したい、プライベートも両立させたい、お客様目線のサービス重視のこだわりあるサロンを開業したいと、などといった背景があります。

独立開業までの道のりは人それぞれではありますが、早い人で1年、長い人では8年ほどマツエクサロンに就業して、独立開業します。

一般的には2年のアイリスト経験で一人前といわれていますので、2年を超えたのであれば独立開業すること自体の壁は低くなってきます。
独立開業の場合、未経験者の教育の経験もあるような店長経験がある方の独立がベストとはなりますが、店長経験が無くても独立されている方はいらっしゃいます。

独立開業すれば、自分好みのサロンを持つことができますが、開業するためにはどのようなことが必要なのでしょうか。

◆個人サロンと複数サロンの利点や欠点。

独立開業するには?

サロンには、主に一人きりで全てを行っている個人サロンと、複数のスタッフで運営しているサロンの2通りがあります。

後者の場合には、オーナーとなってサロンを経営し、ベッド数などサロンの規模を決めたり、規模に応じてスタッフを採用したりといったことも必要となります。

オーナータイプも、オーナー兼施術者と施術のできないオーナーさんの2通りがあります。
人材確保がマツエクサロンの最重要命題となりますので、施術者兼オーナー様の方が必然的にリスクは低くなります。

物件を借りる際の広さによって、ベッド数は決まりますので、当然働く事の出来る人数も決まります。
スタッフも少ないのに大きな店舗を借りて固定費が高くなってしまったり、家賃が高いのにベッド数が少なく売り上げが上がらずに利益が出ないという事のないように気を付ける必要があります。

1人の場合は、固定費がとても少ないため、当然リスクは少なくなります。
閑散期や社会の混乱時などによる一時的な集客減の時期でも負担や被害が少なく、比較的安心して開業することができます。

一方で何から何まで一人でこなす必要がありますので、ご飯の時間の確保すらできなかったり、運営や予約で一杯いっぱいで広告などの外部とのやり取りの時間が取れないといったことも多々あります。

お一人で運営をされる場合は、親・兄弟・彼氏・旦那さんなど、バックアップをしてくれて、外部との連絡も可能な人のサポートが必要で、実際にそのようなケースが多くなっています。

対して、複数人のアイリストが在籍するサロンは、それぞれで様々な事を分担できますので、負担も少なくミスも少ない傾向にあります。
ただ、基本的に複数サロンでもオーナー自身が施術ができるか否かの点も大きく、オーナー自身がサロン内にいるお店の方が管理は行き届きやすく、いない場合は、マニュアルなどを作成するなどしてしっかりと管理する必要があります。

人数が多いほど、集客は可能となりますので、サロン集客が順調な時には非常に利益や売り上げも上がりやすいのが複数サロンの特徴です。

対して欠点としては、やはり閑散期などの集客減の時期に人件費のみは変わらない為、大きな利益減となり、場合によっては赤字になることも多々あります。

しかし、複数サロンの運営で最も大変なのはアイリストさんの確保です。

独立開業するには? マツエクの施術ができるアイリストさんの数はとても少なく、サロンが多いこともあり応募者を見つけることが容易ではありません。
集客よりも求人の広告費の方がかさんでしまう、あるいは時間を取ってしまう事もよくあります。

加えて、アイリストさんは女性がほとんどの為、結婚や出産、引っ越しなど突然の離職も頻繁にあります。
余裕をもって人数を確保するほど資金がないサロンがほとんどの為、急な離職時などは、出費も運営も大変になります。

マツエク業界は基本的には職があふれている状況の為、離職率が高いのも現状です。

◆開く場所を選ぶ

個人サロンの場合には、マンションの1室を借りて開くこともできます。
場所を選ぶことができないなど、交通の便が悪いところの場合には、駐車場の確保などが必要となることもあります。

自宅以外にマンションを借りる場合には、家賃はかかりますが立地条件を選ぶことができます。

マツエクサロンの集客で最も大事なのは立地となります。
ローカルエリアで地域密着型サロンとして、アットホームなサロンを開業するのか、都市部エリアにおいてアフター6のOLさんをメインターゲットに開業するのか…、等々様々なバランス面で立地は大切になります。

小規模サロン様の場合、データ分析ができないケースが多くありますが、いざ開業して全然集客が出来ないという事が無いように、立地には十分に気を付けて開業するのがおすすめです。

ローカルな場所を選ばれる場合は、ご自身の地元や良く知っている地域、住んでいる居住区、あるいは現サロンのお客様が引き続き来店しやすい立地など…、慣れ親しんだ立地がベストになります。

慣れた場所で自分と近い場所のお客様が最もリピートにもつながりやすいと言われています。

この他にも、予算を決めたり、広告を出したり、商材を購入したりするなど、様々なことが必要となります。
初めて開業する方にとっては、何をどうしたら良いのか、わからないことも多いと思います。

スクールの中には、独立開業コースを設けていたり、卒業後に開業するためのサポートを行っていたりすることもあります。

ただ最も独立にいい経験は、サロンでの就業経験となります。
マツエクサロンにて就業し、独立を頭に入れながらに日々技術や接客、更にはサロン運営についての知識を深めていくのが最も良い独立までの道のりとなります。

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